そんな海外に住んでて一時帰国したいあなたにおすすめしたいのが、こちらのジャパンSIMカードでい!
海外に住んでいても、完全に日本を捨てた人じゃないければ、日本に一時帰国するときありますよね?
私は日本大好きですし、友人や家族もたくさん日本にいるので、日本には年2回くらいは一時帰国します。で、毎回日本に帰る際に困ることが主に2点ありました。それは
- 健康保険
- SIMカード
ですね。健康保険について選択肢はいくつかあると思いますが、最悪日本人であれば日本に帰れば、その一時帰国の期間だけ国民健康保険に加入することが可能です。
そして次に解決するべきはSIMカードですが、「これだけあれば大丈夫!」という解決方法がありません。SIMカードはどうしても一時帰国の頻度や、滞在期間でおすすめが変わってきます。
とりあえずざっくりと、一時帰国におすすめのSIMカードをまとめたのが以下の記事です。
今回はこの記事でも紹介しております、ジャパンSIMカードをじっくり解説していきます!
運営のHanaCell(ハナセル)さんからジャパンSIMカードをご提供いただきましたので、実際に私が1ヶ月半ほど日本に一時帰国をした際の使用感について、解説していきたいと思います。
Contents
ジャパンSIMカードの料金一覧
一時帰国用に最適だ!とどれだけ言われても、まず最初に気になるのは料金体系でしょう。
日本のキャリアと違って、ジャパンSIMのカードの料金体系は割とシンプルですので、以下に料金が発生する項目の一覧をまとめておきます。
項目 | 毎月の利用料金(利用した月のみ) |
---|---|
通信量(月7GB) ※利用月のみ | 59米ドル(約6,500円) |
着信通話 | 無料 |
国内発信通話 ソフトバンク携帯・ハナセルSIMへの発信 | 1時〜21時:無料 21時〜1時:0.85米ドル(約93円)/分 |
国内発信通話 ソフトバンク携帯・ハナセルSIM以外への発信 | 0.85米ドル(約93円)/分 |
海外発信通話 | 0.85米ドル(約93円)〜2.35米ドル(約257円/分 |
SMS受信 | 無料 |
SMS発信 | ・ソフトバンク宛:無料 ・日本国内他社: 0.12米ドル(約13円) ・日本国外: 1.4米ドル(約150円) |
- 利用しない月の通信量は無料
- 初回のみSIMカード本体の販売価格として39米ドル(約4,300円)が必要です
- 維持費として年間8米ドル(約900円)※初年度は無料ですので、2年目から維持費が発生します
ジャパンSIMカードの機能一覧
次にジャパンSIMカードだと何ができるの?という機能一覧もまとめておきます。
項目 | 内容 |
---|---|
電話番号 | ◯ 090/080の電話番号付きSIMカードです |
SMS | ◯ 料金は上記料金一覧を参照 |
通信回線 | ソフトバンクのLTE回線が利用できます |
有効期限 | なし |
受け取り方法 | 全世界発送(送料無料) /日本の空港受取り(手数料無料) ※日本の場合は空港受け取りのみとなります |
ジャパンSIMカードのメリット
私は実際にジャパンSIMカードを、2019年11月〜2020年1月の帰国で約50日ほど利用させていただきました。
その上で感じたジャパンSIMカードのメリットで、特に良いぞと感じた箇所は以下の5点です。
- 電話番号あり、SMS利用可能なSIMカード
- 使わない月は完全無料
- ソフトバンクのLTE回線は高速でノンストレス
- 全世界発送や日本なら空港受取可能なので、日本に帰国してすぐに利用可能
- 年間維持費は他と比較しても安い
メリット1.電話番号あり、SMS利用可能なSIMカード
ジャパンSIMカードを見つけた経緯って結局これなんですよね。
電話番号付きSIMカード
ってことなんですよね。
別に仕事では電話って使わないんですけど、日本にいるとどうしてもプライベートで電話番号が使いたくなるときが私はあります。例えば今回の一時帰国では以下のような経緯で、電話を使いました。
- 歯医者の予約
- レストランの予約
- ごめんよレストランに20分くらい遅れちゃうよって電話
- Web上で予約したけどチェックイン時間に遅れそうだったのでその旨の電話
- 公式サイトのない皮膚科で、年始の営業開始がわからなかったので今日受診できますか?の電話
と、割と電話って使うんですよね。これ今までは一時帰国の際には、可能なものは実家の固定電話から電話してました。結構面倒ですし、特に上記のチェックインが遅れそうなときは外にいますし、電車の遅れの突発的なものだったので、電話番号付きのSIMカードでめっちゃ助かりました。
あってもめちゃくちゃ高いです。恐らく簡単に電話番号が手に入ると犯罪にも利用されてしまいますし、セキュリティ的な要因もあるでしょうね。
メリット2.使わない月は完全無料
ジャパンSIMカードには有効期限がありません。ですので一時帰国の度に同じ電話番号のまま、月7GB利用できます。利用した月は一定で59米ドル(約6,500円)ですが、利用しない月は完全に無料です。ですので
一時帰国の期間しか料金は発生しない
とざっくり考えておけば大丈夫です。実際には細かい部分ですと年間維持費などありますので、上記の料金一覧を是非一度ご確認ください。
メリット3.ソフトバンクのLTE回線は高速でノンストレス
ジャパンSIMカードの通信は月に7GB利用可能です。
7GB使い切るとそれからはベストエフォート128kbpsの制限が入ります。まぁこれはWebサイトを開くのすらめっちゃ遅くなるので、基本は7GBしか使えないって考えておけば良いでしょう。
通信はソフトバンク回線を利用します。LTE回線でYouTubeを見るもの余裕ですし、非常に快適です。地下鉄でも室内でも問題なく利用できたので、通信ができないストレスはありませんでした。
メリット4.全世界発送や日本なら空港受取可能なので、日本に帰国してすぐに利用可能
ジャパンSIMカードを取得する方法は2パターンです。世界中に発送しているので、一時帰国前に住んでいる住所に発送してもらうか、日本の空港で受け取ることができます。
ちなみに日本での受け取りの場合は、発送はなく空港での受取のみになります。
海外発送の場合は、その国の身分証明書が必要になります。各国の身分証明書や申込み方法についてはこちらのページにある「ご利用開始までの流れ」をご確認ください。
日本の空港であれば、以下の空港で取得可能です。
- 成田空港
- 羽田空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港セントレア
- 福岡空港(国際ターミナル)
もし日本も発送しかなかったら、空港から発送先までに移動中に通信できないですもんね。
メリット5.年間維持費は他と比較しても安い
ジャパンSIMカードは使わない月は完全に無料ですが、2年目以降は年間維持費が8米ドル(約900円)必要です。ちなみに初年度は無料ですよ。
正直常に同じ電話番号を持ち続けられる、そして日本に帰ればすぐに月7GB通信利用できる、ということを考えれば、年間維持費が8米ドル(約900円)くらい問題ないかなと個人的に思います。
ちなみに同じようなサービスで、日本の3大キャリアにも電話番号保管というサービスがあります。これと金額を比較してみましょう。
手数料 | 年間料金 | 備考 | |
---|---|---|---|
ジャパンSIMカード ※1年目は無料 | なし | 8米ドル(約900円) | |
docomo | 1,000円 | 4,800円 (月額400円) | docomo公式情報 |
au | 2,000円 | 4,467円 (月額372円) | au公式情報 |
ソフトバンク | 3,000円 | 4,680円 (月額390円) | ソフトバンク公式 |
ジャパンSIMカードの維持費がめちゃくちゃ安いことがわかりますね。っていうか3大キャリアめっちゃ高いですよね。
ジャパンSIMカードのデメリット
良い情報だけ書いてもフェアじゃないので、ジャパンSIMカードのデメリットも書いていきましょう。実際に私が使ってみて感じたデメリットは以下の4つです!
- 1ヶ月の利用料金59米ドル(約6,500円)がちょっと高額
- 利用した月は一定で利用料金が発生するので、運用で工夫は必要
- 注意点として日本の場合は空港受取のみ
- 私のPixelだとテザリングできなかった
それではこちらも詳しく解説していきましょう!
デメリット1.1ヶ月の利用料金59米ドル(約6,500円)がちょっと高額
1ヶ月の利用料金6,500円くらいってちょっと高くね?という意見もあると思います。例えば格安SIMのLINEモバイルなら電話番号付きで通信7GBで月額2,880円で利用できます。
ちなみに3大キャリアの場合は、大体ジャパンSIMカードと同等レベルの月額でした。docomoのおてがる料金シミュレーションで、チェックしてみたところ7GBの利用で毎月6,765円でした。ほぼ同じ金額ですね。
LINEモバイルの場合は、以下理由から私は一時帰国での利用を断念しました。
- 一時帰国のタイミングで契約/解約するのが面倒
- 電話番号付きSIMの場合は1年以内に解約すると違約金がある
またLINEモバイルの場合だとdocomoやauのように、電話番号保管サービスがないので、電話番号を変更しないでSIMカードを継続的に利用する場合は、海外に行くタイミングで音声通話付きの最低料金である月額1,690円(3GB)に変更して持っておく方法になります。
しかしこの方法だと年間にすると20,280円かかるので、3ヶ月までの一時帰国であればジャパンSIMカードの方が安く済みます。なおLINEモバイルは月間の通信使用量は3GBで計算していますので、7GBで計算するともっと高額にはなります。
年間の半分は日本、半分は海外。というような方は他のSIMカードの運用の方が、金額的にも得をしそうですね!
デメリット2.利用した月は一定で利用料金が発生するので、運用で工夫は必要
ジャパンSIMカードは「使った月は59米ドル(約6,500円)」というシンプルな料金形態です。
これはシンプルでわかりやすいですが、運用に1点注意が必要ですね。例えば11月30日〜12月30日の一時帰国だったとすると、11月は30日の1日分しか利用しないにも関わらず、59米ドル(約6,500円)払うことになります。
1ヶ月まるまる一時帰国する期間はジャパンSIMカードで全く問題ありませんが、数日間しか一時帰国する期間がない月に関しては他の1週間限定のSIMカードなどと、組み合わせて運用するのが良いでしょう!
デメリット3.注意点として日本の場合は空港受取のみ
日本の場合、空港受取のみになります。
もちろん空港で受け取ってそのまま利用開始できるのは、非常に良いやり方です。しかし私のように日本の実家に帰ってきてから、ジャパンSIMカードの存在に気づいたような人間は、空港に受取に行く必要があります。まぁレアケースかもしれませんし、一度受け取ってしまえばその後は自分で保管し続けるので、受け取りはあくまで1回だけですが。
私は実家が埼玉なので成田空港も羽田空港も2時間以内で行けるので、空いた日に受け取りにいけました。しかし一時帰国は実家の北海道に泊まるような人は、日本に帰ってきてから受け取りに行くのは厳しいですね。北海道内の空港では受け取りに対応していないので。
デメリット4.私のPixelだとテザリングできなかった
通信容量が7GBなので、できるだけテザリングしないようにしていました。しかし1回どうしてもテザリングしたかったので試したのですが、私のPixel XLですとテザリングができませんでした。
運営のHanacellさんのQAに「テザリングはできますか?」という質問があり、回答は「2019年6月11日以降に購入いただいた、「アンドロイド」用のSIMカード(SP133X)とアンドロイド機の組み合わせでのみテザリングが可能です。
※ただし、機種によってはテザリングが使えない場合もあります。
※iPhoneやガラケーではテザリングはご利用いただけません。」引用:https://www.hanacell.com/support/japan-sim/faq-japan-sim/2634/
ということだったので、PixelはAndroid端末ですし、基本はできるようですが恐らく機種上の問題でしょうか。
ジャパンSIMカードの利用開始方法
ではざっくりジャパンSIMカードの利用開始方法を記述しておきます!
- 事前に確認!自分の利用予定の端末はSIMフリーかどうかをチェック!SIMロックされてるなら解除しよう!
- ジャパンSIMカードさんにアクセスして、お申込みを実行!
- 「HanaCell ご注文確認メール」という件名のメールを確認
- 海外発送か日本の空港にて受け取り。なお帰国時であれば絶対持ってますが、空港受取の場合はパスポートが必要です。
- SIMカードに同封されているユーザーガイドに従って、アクティベーション申請を実施
- 「【HanaCell】ジャパンSIMカードの開通が完了いたしました」というメールを確認。私の場合は申請から2時間ほどで、利用開始となりました!