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H.KishimotoGuest
ロマン弁護士に相談です。
私は彼女と一緒に今年の1月にワーキングホリデーで日本からベルリンにやって参りました。私が主にロマン弁護士に相談したいことは以下の3つです。
・オーナーと結んだ契約を破棄したい。
・払ったデポジットを取り返したい。
・可能であれば3ヶ月に渡り多く払った家賃の差額を取り返したい。今回の相談にあたりここで話すにはあまりにも複雑な相談であることは重々承知しております。
長くなりますが最後まで読んでお答えいただければ幸いです。
これまでの出来事を時系列に沿って説明させていただきます。1月28日 WG Gesuchtにて私たちの条件に合う賃貸(以下フラットA)を見つけオーナーSとやりとり開始
オーナーSは外国へのビザをとり移住するため家をあけるのでできるだけ長く住める人を探しており2月6日〜2月9日の間に
フラットAへ引っ越せるとのことで内見へ1月31日 オーナーSと内見にて初めて対面
2月6日 フラットAと契約を結べることになるがオーナーSのフライトが延期になり引越しを2月末にして欲しいと伝えられる。
その間住める家を探し始める。2月7日 とりあえず契約だけは結んでくれるとのことで2月10日にフラットAに来て欲しいと伝えられる
また2月28日には引っ越しできるとのことを伝えられる。2月9日 友人が1ヶ月だけ家を貸してくれることになり、そこへ引っ越す。
2月10日 フラットAまでオーナーSと契約を結びに行く。
仕事の関係でAnmeldung(住民登録)を早めにとりたいとの旨をもともと伝えていたので2月1日付で契約を結んでくれた。
もちろん家賃は3月1日からでいいとのことで了承をもらう。デポジットについても支払いは3月1日でいいとのこと。
この時提示された家賃は光熱費、wifi代込みで823ユーロ、デポジットは1200ユーロであった。2月14日 Anmeldungを手に入れる。
2月28日 フラットAへの引越し当日になり鍵を受け取るのに何時が都合がいいかとオーナーSに尋ねると引っ越すのを3月24日にして
欲しい、それまでオーナーSの所有する別のフラット(以下フラットB)に住んで欲しいと言われる。
家賃はフラットAと同じ823ユーロ、デポジットも同じく1200ユーロでいいとのこと。
またどちらも自分がオーナーなのでフラットBからフラットAへ引越しする際にデポジットのやりとりは必要ないと伝えられる。
明日、今、私たちの住んでいる場所まで迎えに来てくれるとのことで引越し日が3月1日になる。3月1日 引越し当日午後6時頃になり急遽デポジットが2214ユーロ(家賃の3ヶ月分)必要だと言われる。
突然のことだったのでフラットAに引っ越す3月24日までにデポジットを用意して支払うことを了承してもらう。
またデポジットのやりとりをしている間に夜遅くになってしまったので引越しは明日3月2日に延期。3月2日 フラットBに引っ越す。
内見に来ることもできず明らかにフラットAよりも狭いフラットBに同じ家賃は払いたくないと思いつつもあまりにも突然の出来事に
後先引けずオーナーSに言われるがままにフラットBに住み始める。
何か文句を言ってオーナーSに退去を命じられる訳にも行かないので特にオーナーSへは何も言えなかった。3月3日 家賃を払ったかどうかの確認がくる。
日本の銀行からの送金がうまく行えず支払いが遅れてしまう。
3月5日に現金で払うことを了承してもらう。3月5日 家賃823ユーロ、デポジット2214ユーロを現金手渡しで支払う。
その際、領収書をオーナーSに書いてもらっています。3月24日 コロナウィルスの影響でオーナーSのフライトが延期になってしまったようでフラットAへの引越しができなくなったことを伝えられる
このまましばらくフラットBに住み続けていいか尋ねるも返事をもらえず。4月1日 とりあえずフラットBに住み続けるしかないので家賃823ユーロを振り込む。
4月2日 オーナーSがフラットBの掃除へ来る。
その際もいつフラットAへ引っ越せるのか、またいつまでフラットBへ住み続けていいのか言及されず。
私もその話をオーナーSへして機嫌を損ねるのではないかと思い言及できず。
オーナーSが帰ったあとフラットBの他のルームメイトとの掃除表が送られて来る。それによりしばらくはここに住み続けていいことが
間接的にわかる。その後もフラットBへオーナーS宛の手紙を取りに来たりとオーナーSと話す機会は何回かあったがフラットAへの引越し日やいつまでフラットBに住んでいていいのか言及されることもなく、私も上記の理由からオーナーSへは詳しいことを聞けなかった。
6月20日 フラットBにオーナーS宛の手紙を取りに来たいということでいつものように連絡が来る。
これを最後にオーナーSとは連絡を取っていない。6月26日 フラットBの管理会社を名乗る男性がフラットBを訪れて来る。
ドイツ人ルームメイトが対応してくれ後に英語で話してくれた内容が以下の通り
・オーナーSに問題がありフラットBから退去しなくてはならなくなるかも知れない。
この時初めてルームメイトを含めて自分もオーナーSが問題を抱えていたことを知る。
・フラットBに住んでいる他のルームメイト2名も含め自分たちが本来の家賃より高い家賃を払っている。
実際にその男性がルームメイトの契約書をみて判断してくれた。
・管理会社と直接契約を結べばフラットBに住み続けられる。
この話を聞いてその男性が詐欺ではないかと疑ったがドイツ人のルームメイト曰くちゃんとした証明を見せてくれたそう。
何より後にオーナーSがルームメイトそれぞれに別々の嘘を付いていたことが明らかになる。この間にドイツ人ルームメイトが管理会社と話を進めてくれ直接管理会社と契約を結べるように取り合ってくれた。
7月分の家賃はとりあえずことが明らかになるまで払わないようにしようということで払っていません。7月3日 管理会社と直接契約を結べるようになる。そこで以下の問題が頭に浮かぶ。
・オーナーSと結んだフラットAの契約が残っているのでフラットAの家賃を振り込む義務が自分にはあるのではないか。
だとしたらそもそも正当ではないその契約を破棄してきっぱりオーナーSとの関係を断ちたい。
・払ったデポジットは戻って来るのだろうか。
もちろん新しく契約する管理会社に新しくデポジットを払うのはわかるがオーナーSと契約が切れたのだとしたらそのデポジット
も返ってきて当然なのではないか。
・3ヶ月に渡り多く払っていた家賃を取り戻すことはできるのだろうか。
まだ実際に私がどれだけ多く家賃を払っていたかはわかっていないがその差額を取り戻すことはできるのだろうか。7月4日 ドイツ人ルームメイトの法律を学んでいる友人からアドバイスをもらう。
「オーナーSへ『契約を結んだ家に住めておらず1週間以内にその契約した家に住めるよう明け渡しカギを受け取れない場合、
契約を破棄する。』との手紙を書き本当に1週間以内にフラットAを明け渡さない場合、契約を破棄することができる」
とのことでドイツ語で手紙を書き契約した際の私と私の彼女のサインも書いてオーナーS宛に今もオーナーSが住んでいるで
あろうフラットAに手紙を出す。ここまでが今私に起きている一連の事件の流れです。
やりとりは全てWhatsappのアプリとWG Gesuchtのアプリ内のトーク機能で行い全て残っています。
またオーナーSのパスポート写真や契約書、証拠となりそうな書類は全て揃っています。本来ならフラットBへ長く住むことになるだろうと悟ったタイミングでオーナーに契約書を書き換えてもらうべきだったと思います。
しかし今回お話しした6月26日の事件が起きるまではずっとフラットAに引っ越したいと思っていたのが事実です。今となってはフラットBで管理会社と契約を結んでフラットBに住み続けたいと考えております。
正直にお話しするとデポジットを取り返した暁には今後一切オーナーSとの関わりを持ちたくありません。
今回の一連の流れでオーナーSが私たちに本当にひどい嘘を付いていたことに私たちはひどく傷つきました。
それは私だけでなくルームメイトも同様です。
ですが「契約を取り消してデポジットを返せ」と言おうものなら今にでもオーナーSが私たちの今住むフラットBへ押しかけて来るのではないかと言う恐怖からまだ連絡も取れていません。今回お話しした話を聞く限り最初にお話しした
・オーナーと結んだ契約を破棄したい。
・払ったデポジットを取り返したい。
・可能であれば3ヶ月に渡り多く払った家賃の差額を取り返したい。と言う私の願いは達成できますでしょうか?
またこれらを達成する為に何をすればいいでしょうか?
少しでもご助言頂けますと幸いです。乱文長文失礼いたしました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ロマンModeratorH.Kishimotoさん
ご質問ありがとうございます。
今回色々追加情報などは必要ということです、既に別途連絡をいただきましたが、
他の日本の方々も似たよう名経験をされるともあり、こちらで簡単なコメントをさせていただきます。本件はそのオーナーSがおそらくフラットBを貸す権利そもそもなかったように見えます。
さらにもともと契約書を交わされたフラットAに住むこと出来ず、その契約書は無効と考えられます。
デポジットも返してほしいと基本的に請求すること、そしてフラットAより小さいフラットBの家賃の差額も請求することも、
さらなる損害賠償も考えられます。今のお住まいのフラットBは管理会社のアパートですと、そちらとの契約書を交わすことを優先に考えてもよいかと思いますし、何よりいきなりオーナーSから「出ていけ」や「やはりフラットAに引っ越せ」などを言われましても、出ていく必要はありません。
ドイツでは、契約書は法律がどんな状況でも、実務上良くも悪くも人を家から追い出すことが非常に難しいです。
それでは、
頑張って下さい。
ロマン -
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