シャワーが水漏れしててな。
下の階の住人がものすごい勢いで抗議しにきたもんな。
上の画像、パッと見オシャレな家ですがこの家で初日からドイツ人に怒られます。
海外に移住すると、必ず大小さまざまなトラブルが起きます。
起きないでー!!とか思ったりもしますが、関係なくトラブルは発生するのです。こっちが気をつけていれば避けられる問題もありますが、交通事故的に発生するものもあります。
特に右も左も分からない移住初日のトラブルは最悪です。私もありました。初日から知らないドイツ人の訪問があったのです。もうトラブルの臭いがプンプンですね。そうです。トラブルです。余裕のトラブルです。
ベルリンに到着して初日の夜。恐怖の来訪。
それはベルリンに到着して、初日でした。事前にairbnbで予約していた家にお昼ごろ到着し、はじめてのヨーロッパ、はじめてのドイツを満喫するはずの夜でした。ちなみに現場は5階建てのアパートの最上階です。
まずは必要な生活用品の買い出しをしたりご飯を食べたりと、夜までの時間を過ごし、その後シャワーを浴びます。そして夜のリラックスタイムを満喫しているときでした。
コンコンッ
ドイツに到着してまだ数時間足らずの日本人である私達に、訪問の予定などあるはずがありません。この突然の訪問に背筋が凍ります。ちなみに高齢のドイツ人などは、少しでも隣人や上の階がうるさいと苦情を言ってくるみたいです。ネットでも経験した人をちょくちょく見かけます。
全然うるさくしてないぜ?
恐怖のあまり即時に対応できなかったのですが、続けて。
コンコンッ!
さらにノックの音は強くなります。
恐怖心やもしかしたら日本人を狙った詐欺の可能性を考えて、しかしもしかすると本当に訪問の理由もあるのかもしれません。ドア越しにドアスコープから除きながら、「What?」と確認してみました。
相手は40代〜50代の外国人(多分ドイツ人)です。それが全くフレンドリーな笑顔ではなく、むしろムッとした表情でこちらに怒涛のドイツ語をしゃべりかけてきました。
Sorry!I can’t speak German!
とドイツ語がわからないことを伝えても、まだまだドイツ語でしゃべりかけてきます。
30秒程、喋り続けて私が全然理解していないことを感じたのか、「ふぅー」と不機嫌そうな顔をして階段を降りていきました。
ベルリンに到着して3日目の夜。恐怖の待ち受け。
それから2日間ははじめてのドイツを満喫して、現地の食べ物や散策を楽しみました。あのドイツ人のおじさんのことなど完全に忘れていました。
買い物から返ってきた夕方6時ごろ、階段を登って4階の前を通り過ぎたときにバタンッ!と4階のドアが開きました。「あぁ4階の住人の人かー」なんて思っていると、その顔には見覚えがあります。
うわっ!全然顔笑ってないし!!明らかに僕の帰りを待ち受けたじゃん!!!
そこでも烈火の如くドイツ語で畳み掛けてきます。正直全然理解できないのですが、身振り手振りと「Wasser(ヴァッサー)」という水という単
語だけ聞き取ることができます。
そこでGoogle翻訳の音声入力機能を思い出して、スマホのGoogle翻訳を起動して、これにしゃべって!とドイツ人のおじさんに伝えると、「キッチンに水漏れしているんだ」ということが理解できます。
最初怪しいと思っていたドイツ人おじさんですが、結構迷惑かけているのにGoogle翻訳で会話していると、「この翻訳機能めっちゃいいな」みたいな仕草で実は結構良い人でした。
5階に来てもらって、おじさんのキッチンの上にちょうどシャワーがあることを確認。「頼むからシャワーが修理されるまでは、使わないでくれ!」とシャワーの元栓のようなものを切ってもらって、私達はすぐにairbnbのホストの状況を連絡したのです。
それから修理後に修理されたよ!と訪問すると笑顔で迎えてくれたりと、迷惑を掛けまくったのにドイツ人のおじさんは大分良い人でした。
そりゃ毎日キッチンに水漏れされたら、怒るよね。ってかこのairbnbは本当に問題ばっかりの欠陥住宅でもあったので、これも別途書きます!というかあのおじさんが下の階で良かったよ!
ドイツ移住初日から怒られてめっちゃビビったけど!!