先日ベルリン西部を象徴する建築物の1つであるカイザー・ヴィルヘルム記念教会 (Kaiser-Wilhelm-Gedächtnis-Kirche)に行ってきました。
今日はこのベルリンを象徴する建築物として名高い教会をこの私めjMatsuzakiがご紹介しましょう。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会(Kaiser-Wilhelm-Gedächtnis-Kirche)とは?
カイザー・ヴィルヘルム記念教会(ドイツ語:Kaiser Wilhelm Gedächtnis Kirche、英語:Kaiser Wilhelm Memorial Church)はベルリン、シャルロッテンブルク(Charlottenburg)にある教会です。ベルリン西部を代表する建築物として観光名所の1つとなっています。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会は19世紀末にドイツの皇帝ヴィルヘルム2世の提案によって、ヴィルヘルム1世の追悼を目的として建てられました。
20世紀に入った第二次世界大戦中の1943年11月23日夜、イギリス空軍の空襲によって教会は崩壊しましたが、その後も教会は戦争の悲惨さを伝え、平和を祈るための記念碑として崩壊したまま残されました。1961年には新教会堂の建設が行われ、現在は2つの教会堂と鐘楼から構成されています。
2017年には、新教会堂前の広場で催されていたクリスマスマーケットにトラックが突っ込み12人が死亡、50人が重軽傷を負う痛ましいテロ事件が起こった場所でもあります。
その造形から旧教会堂は「虫歯」、新教会塔は「コンパクトケース」、新鐘楼は「リップスティック」というあだ名で呼ばれています。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会に行ってみた
それでは実際のカイザー・ヴィルヘルム記念教会をたっぷり写真付きでご紹介しましょう。
▼こちらがカイザー・ヴィルヘルム記念教会の新教会堂と旧教会堂の外観です。左が新教会堂で通称「虫歯」、右が新教会堂で通称「コンパクトケース」です。
▼新教会堂の前には2017年のテロ事件被害者を追悼するお供え物が今も途切れることなく置かれています。
▼旧教会堂の内装は空襲の傷は残りつつも、建築当時の内装をみることができます。
▼旧教会堂ではネオロマネスク風の荘厳な天井画を今も眺めることもできます。
▼旧教会堂の内部では第二次世界大戦前後のカイザー・ヴィルヘルム記念教会周辺の模型もあります。
▼旧教会堂内部には小さめですがお土産やさんも入っています。
▼続いて新教会堂の内部です。モダンながらも教会らしい静かで厳かな空気の流れる空間になっています。
▼新教会堂の中心部にはキリスト像が掲げられています。
▼新教会堂の入り口の頭上、キリスト像の対面にはパイプオルガンも設置されています。
▼新教会堂の隣に併設されている新鐘楼、通称「リップスティック」。内部は工事中でこの日は残念ながら入れませんでしたが(しかも外観に全面広告が…)、普段は雑貨屋が入っていて買い物ができるようです。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会は都心なので散歩も楽しい!
今日はベルリンの観光名所の1つであるカイザー・ヴィルヘルム記念教会を紹介しました。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会は中心地なのでアクセスも良いですし、建築だけでなく周辺を散策しても楽しい場所です。ベルリンの中心地なので都会らしいベルリンを堪能できます。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会に立ち寄った際には周辺地域の散策も含めて検討すると良いでしょう。
ベルリンにお立ち寄りの際にはオススメのスポットです。