2020年4月2日追記:ロマンさんがIBB銀行(ベルリン投資銀行)の方に直接確認した内容を追記しました
▶ベルリン滞在の外国系企業、外国のフリーランサー、アーティストのために、ベルリン市はコロナウイルスの援助について、英語での情報まとめサイトを作り上げました。
Coronavirus (COVID-19) – Information and support for the Berlin economy
先週からすでにInvestitionsbank Berlin(IBB)で、当別ローン「Corona-Soforthilfe I」を組む援助措置がありましたが、申請者は多すぎるため、しばらく中止となってしまいました (銀行プレスリリースはこちら)。
この記事ではコロナウイルスにおける、ベルリンの援助金情報を記述します。
- Roman Koudous(ロマン・クドゥス) / 日系企業専門ドイツ弁護士
- メールアドレス:info@koudous-law.de
- Webサイト:koudous-law.com
ベルリン援助措置や条件の一覧
- 中小企業やフリーランスの対象
- 所在地はベルリンにある
- コロナウイルスパンデミックによる流動性不足
- 最高50万ユーロの2年間の無利息ローン
- 申請手続きはオンラインのみ
Corona-Soforthilfe IIについて
こちらは特に中小企業やフリーランスの方を対象としています。
申請手続き・記入方法やオンラインのアクセスの詳細については、当フォーラムでいただいた案件を一度ご確認ください。
▶Ibb.deでのCorona Hilfe申請書の記入方法について|ベルリンぐらしフォーラム
Corona-Soforthilfe IIの注意点(2020年4月2日追記)
基本的にIBBの援助金「Corona-Soforthilfe II」は返済義務のない援助金になり、対象となる方は第1に税務登録を済ませている方、第2に所得は主に自営業であることがポイントです。
つまり多少バイトの所得があるとしても、メインの所得は自営業である必要があります。こちらについては滞在許可は特に関係ありません。
私がIBB銀行(ベルリン投資銀行)の方と直接話した限り、今ほとんどの申請は何の確認もせずに通っている状況とのことです。しかし、自営業の方は必ず確定申告をしなければならず(ドイツの免税額以内でも)、税務調査が行われるとのことでした。
税務調査のタイミングで実際受け取った援助金を何に使っていたのか、運営費でそれでカバーできたのかが確認されますので、そういった意味では、援助金がないと自営業が継続できないフリーランサーでなければなりません。例えば売上が全く下がっていないのに、援助を受ける必要はありません。多少お金に困っているなぁ、というレベルではおそらく問題になると考えられます。
SNS上ではそういった状況でないにも関わらず、Corona-Soforthilfe IIを受け取っている方が見受けられます。もし返金することでお決まりになられましたら、IBB銀行にメールでこの事情を説明すれば(例えば申請条件は少し不明だったなど)、数日以内に返信すると、IBB銀行の方とお話しをさせていただきました。
メールアドレスは「corona-zuschuss@ibb.de」になります。罰金などはないとのことでしたので、もし本注意点に該当する方は一度IBB銀行にお問い合わせください。