欧米諸国では5月1日をメーデー(May Day)と呼び、様々な祭典が行われます。ドイツ・ベルリンも例外ではありません。
今日はベルリンで特にメーデーが盛り上がる地区Kreuzberg(クロイツベルク)におけるメーデーでの盛り上がりの様子をご紹介します。
May Day(メーデー)は夏の訪れを祝う日であり、労働者の日!
メーデーは英語でMay Dayと書き、その名の通り5月の日です。では、そもそもメーデーとは何なのでしょうか?
メーデーはもともと5月に夏の訪れを祝う日でした。ドイツ含めヨーロッパの北のほうでは特に冬が厳しい国が多いのでこういったお祝いが行われるのは自然な流れと考えられます。そのため、5月1日は夏の訪れを祝う日として、労働者と使用者が休戦してお祝いするのが慣例でした。
その後、1886年5月1日に合衆国カナダ職能労働組合連盟がシカゴを中心に8時間労働を要請するストライキを行いました。当時は14時間労働が当たり前だった時代です。
この活動が定着したために5月1日は夏の訪れを祝うとともに、労働者が団結して権利を主張する日としても機能するようになりました。
ドイツでもメーデーを労働者の日として祝う文化が定着しており、メーデーに合わせたデモやフェスが毎年各所で開催されています。観光客にとっての観光名所にもなっているくらいです。
ベルリン・クロイツベルクのメーデー(5月1日)で開催されるフェス「Myfest」!
ベルリンの中でもKreuzberg(クロイツベルク)は特にメーデーの盛り上がる都市として知られています。各地でデモが行われるとともに、中心地ではMyfest(マイフェスと)と呼ばれる平和的なお祭りも開催されます。
今日はMyfestの様子を写真や動画を交えてご紹介しましょう。
▼Myfestの様子を動画に収めましたので、こちらを見ていただくのが良いでしょう。
▼特設ステージでのパフォーマンスに合わせてベルリーナーみんなで踊っている様子。
▼特設ステージは複数設営されており、王道ロックからHip Hop、ヒューマンビートボクサーなどがパフォーマンスしています。
▼Myfest内では様々な現地の料理が出店されています。
▼伝説のライブハウス「SO36」は凄い人です。
▼SO36近辺らしく、パンク・ハードコアな路上ライブがやっており大変な盛り上がりを見せていました。
▼同じくSO36近辺。凄い人だかりです。
▼この日は幸い天気が良く、多くの人がチルタイムを満喫していました。
5月1日にベルリンに来たらMyfestに来てみて!
ベルリン・クロイツベルクのMyfestは平和的なお祭りで、特設的なステージや各種パフォーマンス、現地料理が楽しめます。ベルリンの中でも勢いのある都市であるクロイツベルクのど真ん中で開催されるフェスですので、5月1日にベルリンにいらっしゃるようでしたら足を運んでみるのはオススメです。