というかマルチカレンシー口座のメリットとか両替とかどうやるの?とか調べながらブログに書きました。そうですこの記事です。
多分どこよりもわかりやすいと思いますが、記事を書くのにトータル10時間くらいかかったので、昨日今日は他に何も仕事してません。
さーてと!ではマルチカレンシー口座について説明してあげよう!どこから聞きたい!
Contents
トランスファーワイズのマルチカレンシー口座って何?
マルチカレンシー口座とは言葉の通りに、複数の通貨を保有することができる口座です。口座内で両替機能や送金機能もあります。
海外移住中の方、海外移住を考えている方はもちろん、海外と取引を行うフリーランスの方なんかも問答無用で作っておいた方が良い口座です。
50以上の通貨が取り扱い可能な口座
マルチカレンシー口座は50以上の通貨が取り扱い可能な仮想の口座です。送金できる国は80カ国以上あります。
仮想の口座と書きましたが、2020年9月現在、以下の一部の通貨では、専用の口座番号と銀行口座情報も発行されます。
- 英国ポンド(GBP)
- ユーロ(EUR)
- オーストラリア・ドル(AUD)
- ニュージーランド・ドル(NZD)
- 米ドル(USD)
- ルーマニア・レイ(RON)(イギリスとルーマニアに住んでいる人のみ)
- シンガポール・ドル(SGD)
上記の通貨をよく利用する方や、上記通貨が使用通貨の国に移住されている方は、マルチカレンシー口座を使うメリットは大きいと感じています。日本円はまだ専用の口座番号と銀行口座情報が発行されないですが、利用できるように努めているみたいです。
がんばって!トランスファーワイズ!できるよ!トランスファーワイズ!いけるぞトランスファーワイズ!
登録料・維持費は一切なし
50以上も通過を取扱えるにも関わらず、個人アカウントであれば登録料も維持費も一切かかりません。トランスファーワイズ自体が、登録料も維持費無料ですがマルチカレンシー口座も同様です。
法人用口座のみ初回のみ設定手数料で3,000円がかかります。私達が日本で経営している会社でもトランスファーワイズの法人用口座を持っていますが、もちろんマルチカレンシー口座を取得する予定です。手数料の安さを考えたら3,000円くらい速攻でもとが取れます。
でも手数料もめちゃくちゃ安いです。詳しく解説します!
マルチカレンシー口座を利用した海外送金が手数料安すぎる
マルチカレンシー口座での手数料発生のポイントは2箇所あります。発生タイミングは以下の通りです
- マルチカレンシー口座内で別通貨に両替したタイミング
- 他銀行への送金時
例えば以下で画像付きで手順化してありますが、2020年9月22日現在、50,000円をユーロに両替した場合、313円の手数料が発生します。正直送金までトータルに見て、手数料めちゃくちゃ安いですよ。
そして送金時の手数料ですが、私がよく利用するであろうマルチカレンシー口座内にあるユーロを、他のユーロ取り扱い銀行に送金する場合の手数料ですが、2ユーロの送金だろうが、50,000ユーロの送金だろうが送金手数料は0.63ユーロので固定でした。送金手数料もめっちゃ安いですよね。
同じ額を送金する場合は、送金手数料も両替手数料もほぼ同じですね。ほんの少しですが両替手数料の方が安いです。
マルチカレンシー口座で出来ることの手順一覧
本記事では以下の手順を、実際の画面付きでご紹介しています。
- マルチカレンシー口座の利用開始方法
- マルチカレンシー口座の資金追加方法
- マルチカレンシー口座の両替方法
- マルチカレンシー口座の送金方法
初回のみ①マルチカレンシー口座の利用開始方法が必要です。例えば日本円を海外送金したい場合は、②〜④の資金追加、両替、送金を実行する感じですね。
マルチカレンシー口座の利用開始方法
マルチカレンシー口座を作成する上で、まずはトランスファーワイズの口座を作っておく必要があります。なお、このリンクは私の招待コード付きで、これを利用すると初回の手数料が無料になります。そして私も得をします(ΦωΦ)フフフ…
トランスファーワイズは日本人の場合は、日本でアカウントを作成しておく必要があります。パスポートなどで本人確認を行うのですが、そこに記載のある住所へトランスファーワイズから封筒が届いて住所確認があります。
しかし海外移住にトランスファーワイズは、本当にマジで超絶びっくりするほど完全無欠にパーフェクト絶対便利ですので、とりあえず作成しておくのがおすすめです!
トランスファーワイズのアカウント開設方法は、以下の記事を参考にどうぞ!
トランスファーワイズのアカウントを作成した後は、PC画面であれば左サイドバーの1番下にマルチカレンシー口座開設のメニューができるので、そこからマルチカレンシー口座の開設ができるはずです。
私の場合はもともとトランスファーワイズのアカウントを持っていて、マルチカレンシー口座がサービス開始したタイミングで以下のようなメールが届いたので、そこから開始しています。
何れにせよトランスファーワイズのアカウントを持っていれば、マルチカレンシー口座の開設は簡単です。
マルチカレンシー口座を設定するには、2段階認証を設定する必要があります。電話番号にセキュリティコードが送信されるので、そのコードを入力して2段階認証を完了させます
次に有効にする通貨を設定します。日本人なら日本円から海外通貨、海外通貨から日本円と、ほぼ100%日本円使うと思うので、とりあえず日本円を有効化しておけばいいかと思います。
どの通貨を有効化しても、手数料とかは一切かかりませんのでどれでもいいんですけどね。
ちなみにこの有効通貨の設定タイミングで、私の家のWi-Fiが瞬断したので、ここから多分正常なUIとおそらく若干異なります。
Wi-Fiが復旧したので、トランスファーワイズにログインし直すと、以下のように左サイドバーの1番下「残高」部分に、日本円が有効化されていました。
私はベルリンに住んでいて、ドイツの通貨はユーロですのでユーロも有効化します。
マルチカレンシー口座の資金追加方法
それではマルチカレンシー口座に資金を追加していきます。日本人の場合は、日本円を多く保有している人が多いでしょうし、日本円を資金追加してみます。
送金方法は簡単で、通常のトランスファーワイズと同様です。送金の流れは以下の通りです。
- 送金額を決定
- 送金方法を選択(銀行振込がおすすめ)
- 指定された通りに送金
- 資金が追加されたことを確認
では画像付きで解説していきましょう。左サイドバー「残高」で日本円(JPY)を選択し、画面上部にある「追加」を選択します。
入金額を設定します。今回はテストとして50,000円を入金してみます。「いくら追加で入金されますか?」の画面で、50,000円を入力して「次へ」を押します。
入金方法を選択します。銀行振込かデビットカードですが、デビットカードは手数料がかかるのでぶっちゃけ銀行振込一択だと思います。銀行振込なら手数料はかかりません。あ、もちろんご自身の銀行で他行への振り込み手数料が必要であれば、それはかかります。
なおトランスファーワイズの場合は、三菱UFJ銀行かGMOあおぞらネット銀行がランダムで振り込み先となるので、どちらの口座も持っていればこの手数料すら無料になるかもしれません。
指定された通りに、振り込み処理を実施します。なおトランスファーワイズの仕組み上、一度トランスファーワイズの口座に振り込みを行い、その振り込みをトランスファーワイズ側が検知した後に、私達のマルチカレンシー口座へと資金が追加されます。
トランスファーワイズに慣れてしまえば、どうってことないのですが送金時は1点注意が必要です。
- 振り込むときはトランスファーワイズの会員番号を「振込名義人」欄へ指定すること
振込名義は通常口座名義ですが、そのままだとトランスファーワイズ側で検知ができません。
振り込名義はトランスファーワイズ側で設定されるユニークな会員番号にする必要があります。この部分心配な方は、「トランスファーワイズ操作方法を解説!567ユーロ実際に送金します」という記事が参考になります。あぁ!私が書いた記事ですね、過去の私グッジョブ!
振込名義をトランスファーワイズの会員番号にして、指定された銀行口座に、設定した金額を振り込めば、「振り込みを行いました」を選択します。
日本の銀行が営業中時間であれば、送金確認から資金の追加までは大体1時間以内に完了します。営業時間外だった場合は、しばし待ちましょう。以下の画像は送金直後のトランスファーワイズの状況です。まだステータスが「手続き中」です。
資金の追加が完了すれば、トランスファーワイズから「アカウントに資金が追加されました」という件名のメールを受信します。
マルチカレンシー口座を確認すると、ばっちり資金が追加されています。
マルチカレンシー口座の両替方法
次に両替方法をご紹介します。
両替方法も非常に簡単です。先程送金した50,000円を日本円からユーロに両替してみましょう。
「残高」で日本円(JPY)を選択し、画面上部にある「両替」を選択します。
両替額を指定すると、自動的に受取額が設定されます。2020年9月22日の14:22頃に実施しましたが、以下のような内訳となりました。
- 両替:50,000円
- 手数料:313円
- 実際の両替額:49,687円
- レート:1ユーロ 122.745円
- 受取:404.80ユーロ
なお同じタイミングでトランスファーワイズで通常の送金で50,000円送金したら、いくら手数料がかかるのかチェックしてみました。
レートは全く同じ1ユーロ 122.745円で、50,000円を両替すると手数料が373円で、受取が404.31ユーロでした。まぁホントちょっと60円ですが、若干両替手数料の方がお得ですね。
「次へ」を押すと、両替の最終確認が表示されます。問題なければ「両替する」を選択します。
両替はトランスファーワイズ内での処理ですので、速攻で完了します。10秒とかそれくらいですかね。
マルチカレンシー口座を見ると、日本円の50,000円が404.80ユーロになっていることがわかります。ナイス!
レートが良い日をアラートしてくれるアプリやサービスもあるので、自分がよく行う両替はそういったアラートを設定しておいても良いかもしれません!
マルチカレンシー口座の送金方法
最後に送金処理の方法もご紹介します。送金もめちゃくちゃ簡単です。通常の銀行での送金方法と全く変わりません。
この手順ではマルチカレンシー口座にあるユーロを、ドイツで私がメイン口座として利用しているN26の口座に送金します。
サイドバーの「残高」でユーロ(EUR)を選択し、画面上部にある「EURを送金する」を選択します。
総金額を設定します。先程両替した404.80ユーロを送金してみます。手数料は0.63ユーロです。なおユーロ間での送金であれば、現状0.63ユーロで固定でした。
さっきの両替手数料と考えると、トランスファーワイズの送金手数料と、両替手数料+送金手数料で、手数料的にはトントンくらいですね。
しかしどちらにせよ手数料めっちゃ安いですよね。日本の銀行から海外送金するより破格に手数料安いです。
総金額を設定したら、「送金手続きへ」ボタンを選択します。
私の場合はすでにトランスファーワイズで、自分のN26銀行口座に送金したことがあるので、既存の受取人として登録されています。初回であれば、新しい受取人として送金先を登録しましょう。
初回で新しい受取人として送金先を登録するのが心配であれば、「トランスファーワイズの口座開設と初回送金手順」という記事が参考になりあす。途中で新しい受取人を登録しているので、そこを参照してみてください。
最後に送金詳細を確認して、問題がなければ「確認して送金する」ボタンを押します。
送金実施前に、セキュリティチェックとしてトランスファーワイズのアカウントパスワードを入力します。確か何回かミスすると、数分間ログインできなくなるはずなので、パスワード入力ミスしまくらないように注意!
パスワード入力後に20秒くらいで、送金完了です。
今回は自分の口座に送金をしましたが、家賃や保険料や医療費など自分以外の名義に送金する際にも同様の手順です。
マルチカレンシー口座のメリット!海外移住者は絶対おすすめ!
上記の通り、トランスファーワイズにおける通常の海外送金手数料と、マルチカレンシー口座の両替手数料を比較しても、手数料はほぼ変わらないです。まぁそもそも送金手数料自体がめちゃくちゃ安いんですけどね。
それを踏まえてマルチカレンシー口座を保有しておくメリットは、以下のあたりじゃないでしょうか。
- 圧倒的に安い両替手数料
- マルチカレンシー口座上で円をとりあえず先に保有しておけば、両替&送金とユーロ送金がめちゃくちゃ早い
- マルチカレンシー口座にIBAN含めユーロの口座情報があるので、ユーロでの請求も可能(ドルやポンドも)
- あとあとTransferWiseデビットカードが、日本でもサービスリリースしたらめちゃくちゃ便利
まずトランスファーワイズは少なくとも私が知る限りは、海外送金の手数料が最安です。マルチカレンシー口座の両替手数料もほぼ変わらないので、同じく私知る限り最安です。
トランスファーワイズ送金はおそらく海外送金としては非常に早いと思いますが、それでもタイミングが悪いと24時間程度時間がかかることがあります。一度100万円を送金したときは24時間以上時間がかかりました。多分大きな金額だとセキュリティチェックなどかかるんですかね。
しかし事前にマルチカレンシー口座上に円を保有しておけば(ここまでがある程度時間がかかるので)、いざ実際にユーロでの振り込みが必要になったときに、すぐに両替と送金処理でユーロでの送金が可能となります。
最後に特にまだ銀行口座を持っていないフリーランスや、日本でヨーロッパのお客さんを対象に仕事しているフリーランスなら、IBAN含めユーロの口座情報が付与されるので、ユーロ振り込みの請求書を発行して振り込みを受け取ることができます。
入金されたらレートの良い日に、ユーロから円に両替して、円を自分の仕事で使っているメインの銀行口座に送金すれば良いだけですね。
そもそも便利ですし、そんなときのためにトランスファーワイズのマルチカレンシー口座持っておくのは非常におすすめです!だって初期費用も維持費もないから、口座を持っておくだけなら無料ですから!
理由がトランスファーワイズにはTransferWiseデビットカードっていうカードがあるんよ。このデビットカードがあるとマルチカレンシー口座内の通貨で決済してくれるんだね。
例えばアメリカ旅行するから日本円を米ドルにマルチカレンシー口座内で両替しておけば、アメリカでTransferWiseデビットカード使うと米ドルで決済してくれる。TransferWiseデビットカード1つあれば海外旅行で、決済に全く困らないんだよね。
でも悲しいことにTransferWiseデビットカードは2020年9月現在日本のトランスファーワイズでは取り扱ってないから、マジでTransferWiseデビットカードを早く日本でも取り扱ってほしいんだよね…
早く来て!TransferWiseデビットカード!