ベルリンに移住して1年3ヶ月後ほど経過しました。
まだまだヨーロッパの適当な部分に驚いたり、逆に日本きっちりしすぎーと思ったり、色々と発見があります。30歳になるまで、一度も海外に出たことがなかったのに、30代はもう海外にいる時間の方が長いくらいです。
まだまだ海外移住してみたいけど、不安要素がありすぎて行動を起こせない人も多いと思います。実際にはどれだけ準備しても不安な部分はありますし、現地に到着してからも中々安心できない部分もあります。
特に気になる部分は「お金」の部分ですね。特に移住した瞬間は航空チケット代金や住宅関係、移住手続きに必要なお金など、色々と出費が発生します。
ぶっちゃけベルリン移住にはいくら必要なの!?という部分を解説していきます!
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ベルリン移住に必要な貯金は1,885,150円あると理想。でもあくまで理想
今回の記事では、ビザがなくても滞在できるシェンゲン協定での90日間(大体3ヶ月)、とりあえず働かなくても住める貯金額を考えてみました。
この3ヶ月の間に、ベルリンでビザを取得(今回の記事ではフリーランスビザを想定)して働き始めるイメージですね。
で、ベルリン移住で必要な貯金はズバリ、
1,885,150円
内訳は、以下の通りです。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
残高証明用金額 | 1,250,000円 | 10000ユーロ分必要 |
家賃3ヶ月分 | 343,750円 | 550ユーロにデポジット2ヶ月分で計算 |
SIM、通信費 | 3,900円 (1ヶ月1,300円) | 大体月10ユーロくらい。家にWi-Fiないともっとします |
交通費 | 30,000円 (1ヶ月10,000円) | 例えば1ヶ月定期券を買った場合。 |
食費 | 75,000円 (1ヶ月25,000円) | 完全自炊ならもっと安くいける |
保険料 | 22,500円 (1ヶ月7,500円) | 毎月60ユーロ |
飛行機のチケット(往復分) | 120,000円 | 時期を選べば往復で10万円切るときもあり |
ビザ取得サポート費 | 40,000円 | 対象やサポート内容で変化する |
合計 | 1,885,150円 |
でも私は実際にはこんなに貯金はしないで移住しています。というかこの1,885,150円という金額はあくまで理想で、実際にはもう少し安い金額で移住は可能です。その裏技は残高証明で説明します。
それでは1項目毎の簡単な解説をしていきましょう。
【裏技あり】一番大きな要因は銀行残高証明
一番大きな要因になるのが、残高証明ですね。
ユーロ建て10000ユーロ(大体125万円くらい)の残高証明があれば、ビザ申請には安心です。残高証明は移住するギリギリに取得しておくと、いちいち日本に帰る必要がないのでおすすめです。
これはちょっとした裏技があって、残高証明時に10000ユーロあればいいのです。残高証明時取得前に10000ユーロ分に足りなければ、友人や家族に一時的にお金を借りて、残高を10000ユーロ分の状態にしてから申請するといいでしょう。残高証明をゲットしたら、即座にお金を返せばいいわけです。
ちなみにユーロ建ての残高証明はネット銀行だと取得できない銀行もあるので、事前にユーロ建ての残高証明を取得できる銀行口座をもっているかをチェックしましょう。
参考:ベルリンに海外移住/ビザ取得までに日本で準備したことまとめー残高証明の取得
家賃
家賃はもちろんピンキリなんですが、1つ問題はベルリンでは2019年現在家賃がどんどん高騰しています。家賃の高騰デモも起きており、ベルリンでも問題とされており、2019年6月に家賃上げ5年禁止を法案に提出しています。早く実施されろ!
私は2019年7月にベルリン内で引っ越しをしました。WGと言われるシェアハウスですが、これが家賃が550ユーロ(68,750円くらい)です。デポジット(敷金みたいなやつ)が2ヶ月分なので137,500円と、3ヶ月分を合計すると343,750円になります。
WGを探す方法はまた別の記事で書きますね!
いらん出費を防ぐために、光熱費込み、インターネット込みの家をさがしましょう!
SIM、通信費
ベルリンはSIM、通信費はめちゃくちゃ安いです。家にインターネットさえあれば、せいぜい月10ユーロ程度で生活は可能です!
移住当初は特に調べ物などでインターネットを使うでしょうし、絶対にインターネット込みの家をさがしましょう。家にネットがないと通信費が爆上がりします。私が最初そうでした。
交通費
交通費を3ヶ月で30,000円にしたのですが、これは結構多めに想定しています。1ヶ月の定期券が大体10,000円なので、3ヶ月で30,000円です。
しかし毎日電車に乗る必要もなければ1回2.8ユーロのチケットを都度購入する、9ユーロの4枚チケットを買うでいいでしょう!またレンタル自転車もベルリンはそこら中にあります。例えばmobikeなら月1,300円で乗り放題です。
参考:ベルリン中に展開しているレンタル自転車mobikeは超便利!
食費
食費は完全自炊なら超安く生活できます。私は結構好きなものをスーパーでバンバン購入していますが、週の買い物は50ユーロ(6,000円くらい)以内に収まります。
もっと計画的にすれば、確実に安くできます。月20,000円以内くらいは全然余裕だと思います。ベルリンの物価は以下の記事を参考にしてください。
参考:ベルリンの物価ってどうなの?レストランや家賃や生活費はどれくらい?
保険料
ビザを取得する上でも保険は必須です。
私は月60ユーロ(大体7,500円)の保険に加入しているので、3ヶ月で大体22,500円になります。まぁこれは抑えようがあまりないですかね。
飛行機のチケット(往復分)
最初のドイツ入国時に、往復のチケットがないと入国できない可能性があります。ドイツからすればビザも持ってない人が、帰りの航空券ないわけですから、そりゃ心配になりますよね(笑)
なのでビザ取得してそのままドイツに滞在するつもりでも、必ず往復の航空券が必要です。
まぁ3ヶ月くらいしたら1回くらい日本にも私は帰りたくなりますし、時期を見て安めの航空券をゲットしておきましょう。安いときは10万円を下回るときもありますし、平均では往復で120,000円くらいかなという感じです。150,000円を超えるような場合は、時期を見直した方が良いかも!
ビザ取得サポート費
自分がドイツ語はペラペラ、必要な資料とか大体調べてわかる、まぁ落ちても何度でもチャレンジできるし。
というスーパーマンならいいですが、普通は最初はビザ取得にサポートをお願いした方がうまくいきます。私も現地にいる日本人のサポートの方にお願いしました。
私のときは大体40,000円でしたが、これはサポート内容によって差があるので日本にいるときに事前に確認すると良いでしょう。
実際には100万くらいの貯金があれば移住できるはず
1,885,150円あれば、あくまで大分余裕があるのですが、実際にはそこまで必要ではありません。
ユーロ建て10000ユーロ(大体125万円くらい)の残高証明さえ用意できていれば、食費や交通費、家賃はその中から支払うことができます。
なのでざっくり100万〜125万くらいの貯金があれば、ベルリンに移住はできるはずです。また最悪往復分のチケットがあるので、ビザ取れなかったし一回日本に帰ることもできます。
シェンゲン協定の仕組み上、またチャレンジを180日後にできるので、一度失敗してもち、ょっと凹んで回復して再チャンレンジすればいいでしょう!最悪その間の3ヶ月はヨーロッパに住む経験ができるわけですし。