2020年2月29日:ドイツにおける感染者情報、新型コロナウイルスにかかる相談窓口(ホットライン等)について追記
2020年3月2日:ベルリンにおける初の新型コロナウイルス発症のニュース追記
2020年3月16日:情報が古くなった為、ドイツにおける感染者情報の記述を削除、国境管理情報、リスク地域、ベルリンにおける新型コロナウイルス封じ込めに係る規定について追記
2020年2月21日のイタリアにおける感染急拡大に伴い、ドイツだけでなくヨーロッパ全域においても新型コロナウイルス(正式名称:COVID-19)に関する不安が広がっています。
2020年2月26日に、日本外務省が運営する、日本国外への渡航者を対象にした海外安全情報配信サービスの登録システム「オンライン在留届/たびレジ」にて、ドイツ渡航者として登録されているアカウントに対して、在ドイツ日本国大使館からより「【安全情報】ドイツにおける新型コロナウイルス対策(感染予防等)」というメールが届いています。
このような緊急事態においては信頼性のある情報を常にチェックしておくことが重要ですが、一方で、新型コロナウイルス(COVID-19)に関してはまだまだ分からないことも多く、デマや信頼性のない情報が拡散されているのも事実です。
実際、私たちも情報を収集しようと考えたときに、海外であることや言語の壁もあって一体どこの情報が信頼できるサイトなのかが分からず、戸惑ってしまいました。その後、調べていくなかで信頼性があると判断できるサイトが少しずつ分かってきました。そこで、私たちが信頼できると考えるWebサイト集をまとめておきますので、参考にしてください。
リンクや信頼性に不備がある場合、修正いたしますのでコメントかお問い合わせよりご連絡ください。また、追加したほうが良いサイトなどございましたら同じくコメントいただけますと幸いです。チェックの上、必要に応じてこのページを随時アップデートして参ります。
Contents
2020年3月15日正午現在のベルリン州における感染者
263名
ベルリンにおけるも新型コロナウイルスの最初の発症確認は2020年3月2日となります。
Berlin meldet ersten Fall von Coronavirus|spiegel.de(ドイツ語)
ベルリンにおける新型コロナウイルス封じ込めに係る規定
以下規定に関する文面は在ドイツ日本国大使館からのメール「【緊急】ベルリン州における新型コロナウイルス対策(新たな防疫措置)」より引用しております。
ベルリンにおける新型コロナウイルス封じ込めに係る規定(ベルリン州ウェブサイト)
(1)イベント及び一般社会生活に係る規定
1.イベント一般
- 主催者の公私を問わず,50人以上の参加者を伴うイベントの開催は禁止
- 参加者50人未満のイベントの場合は,参加者の氏名,住所,電話番号を記載したリストを作成して4週間以上保存し,公衆衛生当局の求めに応じて提出する
2.娯楽施設
- ダンスアミューズメント(クラブ等),見本市,展示会,特設市場、ゲームセンター,カジノ,賭博及びこれに類似するものの営業禁止
- 映画館,劇場,コンサートホール,美術館・博物館及びこれに類似するものの営業禁止
- 風俗及びこれに類似する店舗の営業禁止
3.飲食店
- 喫煙可能な飲食店の営業禁止
- その他の飲食店はテーブル間の距離を最低1.5メートル以上離した上で営業が可能
4.スイミングプール,スポーツ施設,フィットネス・ジム
- すべてのスポーツ施設,スイミングプール,フィットネス・ジムの営業禁止
- 個別の正当性がある旨の許可を当局から受けた場合(オリンピック選手候補の練習等)はその限りでない
(2)病院および介護施設に対する規定
1.病院での職員の配置
- 病院は,集中治療及び呼吸器領域における看護スタッフへ十分な教育を行い,コロナウイルス感染患者又はそれが疑われる者の診療にあたること
- 医学的に正当化できる範囲で,人員と資源をコロナウイルス感染患者又はそれが疑われる者への診療に充てる
2.面会に関する規定
- 病院の入院患者に対する面会訪問は,原則として受けつけない
- 16歳未満の者又は重症患者に対しては,1日1回,一人1時間以内の面会訪問のみ受け付ける(呼吸器系疾患症状のある者は面会訪問禁止)
- 介護施設の入所者は1日1回,一人1時間以内の面会訪問のみ受け付ける(16歳未満の子供と,呼吸器系疾患症状のある者は面会訪問禁止)
(3)教育施設・保育施設に対する規定
1.一般教育施設
- 学校・幼稚園は3月17日から一斉休校
- テストの実施にあたっては,それぞれの人同士の距離を1.5メートル以上開けること
2.職業学校
- 3月16日から休校
3.保育施設
- 3月17日から閉園。ただし,病院関係者や警察官等公共生活の維持に不可欠な職業に就いている家庭の子については,緊急預かりを実施
(4)政令の終了
この政令は,2020年4月19日に失効する
3月13日時点におけるロベルト・コッホ研究所によるリスク地域一覧です。
- イタリア全土
- イラン全土
- 中国:湖北省(武漢市を含む)
- 韓国:慶尚北道
- フランス:グラン・テスト地域圏(アルザス,ロレーヌ,シャンパーニュ・アルデンヌ)
- オーストリア:チロル州
- スペイン:マドリード州
- 米国:カリフォルニア州,ワシントン州,ニューヨーク州
コロナウイルスに関する信頼できる情報サイトまとめ
ドイツ連邦保健省やドイツ連邦外務省のページは全てドイツ語、WHOのページは全て英語になります。
英語やドイツ語が読めない場合でも、Chromeブラウザの翻訳機能などで、ある程度の内容を理解することは可能です。
欧米のサイト
ドイツ連邦保健省
ドイツ連邦保健省より新型コロナウイルスに係る最新情報がまとめられます。
- ドイツ連邦保健省 トップページ
- 新型コロナウイルスに係る最新情報
- 連邦保健省ホットライン:030-346 465 100(電話)
ロベルト・コッホ研究所
ロベルト・コッホ研究所は、ベルリン、ヴェルニゲローデにある研究所です。1891年に王立プロイセン感染症研究所として設立され、現在は上記でリンクしたドイツ連邦保健省の下にあります。
またロベルト・コッホ研究所のWebサイトによると、感染が疑われる場合の対応は以下の通りとのことです。
(1)感染者と何らかの形で接触したことが判明した場合には,なるべく他人との接触を避け,お近くの保健所(Gesundheitsamt)に連絡してください。
(2)また,感染が増加している地域に滞在されていた方で,ドイツに入国後14日以内に発熱,咳,息切れが発生した場合には,まずは電話で病院や医師に連絡・相談し,予約をした後に医師の診察を受けてください。また,他人との接触を避け,なるべく自宅に待機してください。
ドイツ連邦外務省
ドイツ連邦外務省では、EU圏内や日本への渡航情報などが掲載されております。
患者緊急相談
- 患者救急相談:116117(電話)
ドイツ国内の大手報道機関
以下は公的機関ではありませんが、ドイツ国内で一般的に広く知られている報道機関(国営放送の加盟局を含む)であり、信頼性の高い情報をリアルタイムに更新してくれているので、リストアップしておきます。
世界保健機関(WHO)
日本のサイト
厚生労働省
日本厚生労働省より、新型コロナウイルスに関する一般向けの情報がリアルタイムで更新されています。
感染症を他人に感染させないための、咳エチケットに関するページです。
在ドイツ日本国大使館
在ドイツ日本大使館の新着情報から、ドイツにおける新型コロナウイルスに関する情報が更新されています。
また「オンライン在留届/たびレジ」に登録しておくことで、コロナウイルスに関連する情報だけでなく、ドイツ国内での生活における注意事項などの情報がメールで受け取れます。在留届は3か月以上滞在の場合、 たびレジは3か月未満の渡航の場合です。
以上です。
万が一、リンクや信頼性に不備がある場合、修正いたしますのでコメントかお問い合わせよりご連絡ください。また、追加したほうが良いサイトなどございましたら同じくコメントいただけますと幸いです。チェックの上、必要に応じてこのページを随時アップデートして参ります。