あくまで少額の海外送金ならRevolutの方が安いだけですー!金額によってはトランスファーワイズがやっぱり最安ですぅーー!ワタシ、ウソ、ツカナイ。
Contents
Revolut(レボリュート)って何?
Revolutは、2015年にイギリス・ロンドンで設立されたフィンテック企業で、銀行サービスを提供しています。
イギリス・ロンドンだけでなくヨーロッパ全土や、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、そして2020年8月には日本でも正式にサービス展開を開始しました。なお日本版Revolutでは「欧州で無料の口座を開設する(IBANコード発行)」機能がなかったりと、機能が一部制限されています。
私は主にRevolutでは「日本からの送金を安く抑える」という理由から利用したいので、日本版のRevolutではなくドイツ版のRevolutアカウントを開設しました。海外に住んでいて、ビザカード・在留カードがあれば、現地でのRevolutアカウントはしっかり作れます。
Revolut(レボリュート)を使うのは何がメリットなの?
Revolutはメリットは以下6点です。
銀行サービスを提供しているので、銀行サービスをとことん使いこなしたい方にとっては、もっとメリットがあるのかもしれませんが、ひとまず私にとっては以下6点ですかねぇ。
- 口座解説が数分で完了(ビデオチャットすら必要なし)
- 日本円が取り扱い可能
- 無料アカウントでも外貨両替が毎月€1,000相当まで手数料無料
- 海外送金手数料が安く抑えられる
- 日本語UIでわかりやすい
- クレジットカード決済で入金可能
N26に毎月いくらかの生活費を日本から送金しています。日本円からユーロでの送金ですね。これは今までトランスファーワイズで送金していました。トランスファーワイズも大きい金額の送金なら、私の知る限り手数料が最安の最強サービスです。
しかし毎月€1,000程度の送金であれば、結構な確率でRevolutが1番安いです。
そして個人的にはクレジットカード決済で入金できるのは、トランスファーワイズには存在しない機能で、これは非常に良いです!
ドイツ版Revolut(レボリュート)の料金プラン(2020年9月現在)
Revolutは世界中でサービスを展開している銀行ですが、提供する国によってサービス内容が異なります。2020年8月に日本でも正式にサービスをリリースしましたが、正直日本版は機能に制限がありすぎてちょっと使えない…
私はベルリンに住んでいますし、ドイツ版のRevolutアカウントを開設しました。ドイツ版ドイツ版Revolutの機能と料金プランは以下の通りです。
スタンダード | プレミアム | メタル | |
---|---|---|---|
月額 | 無料 | 7.99€ | 13.99€ |
英国ポンド口座 | ◯ | ◯ | ◯ |
欧州口座(IBANコード発行) | ◯ | ◯ | ◯ |
最安値の為替レートを利用 | ◯ | ◯ | ◯ |
30通貨の外貨両替 | 毎月1000€相当無料 | 制限なし | 制限なし |
ATM引き出し | 月200€相当まで引き出し無料 | 月400€相当まで引き出し無料 | 月800€相当まで引き出し無料 |
Revolutカード | ◯(送料別) | ◯ | ◯ |
国外送金 | 毎月1回無料、その後1回につき0.50€ | 無制限 | 無制限 |
各種保険 | × | ◯ | ◯ |
優先カスタマーサポート | × | ◯ | ◯ |
LoungeKey | × | ◯ | ◯ |
一応…日本版Revolut(レボリュート)の料金プラン(2020年9月現在)
日本で正式にサービスリリースしたので、日本にいながら他国版のRevolutアカウントを開設できるか不明です。日本版のRevolutは提供サービス内容少なすぎるんですよねぇ。
正直日本版のRevolutを開設するなら、同様サービスで開設も維持費も無料のトランスファーワイズのマルチカレンシー口座の方が、全然機能的に優れています。
一応日本版Revolutの機能一覧はこちらです…
スタンダード | プレミアム | メタル | |
---|---|---|---|
月額 | 無料 | 980円 | 1,800円 |
最安値の為替レートを利用 | ◯ | ◯ | ◯ |
27通貨の外貨両替 | 750,000円まで無料 | 制限なし | 制限なし |
ATM引き出し | 月250,000円まで引き出し無料 | 月50,000円まで引き出し無料 | 月100,000円まで引き出し無料 |
Revolutカード | ◯(送料別) | ◯ | ◯ |
優先カスタマーサポート | × | ◯ | ◯ |
Revolut(レボリュート)のアカウント開設方法
Revolutは電話番号をユニークとしてアカウント開設しますので、最初からスマホアプリをインストールしておいてアカウント開設するのがオススメです。
おそらくですがパソコンで開始しても、パソコン版は機能が一部しか利用できないので、アカウント開設も途中からスマホでの操作になるはずです。
なお以下のリンクは私の招待コード付きのリンクになります。キャンペーン内容が定期的に変わっているようなので、その時点でどのようなキャンペーンなのかは確認が必要ですが、過去のキャンペーンですと、カード発行が送料込みで無料などがありました。
良かったら招待リンクを是非使ってみてください。正直紹介元の私にどんな特典があるのかはアプリ上だとわからないんですよねぇ…わかったら追記します。
招待リンクを開くと、以下のような画面となるので、電話番号を入力してサインアップします。
私は招待コードを使わなかったので、通常のアプリインストール〜アカウントの開設までを以下で解説します。
Revolutはアプリ版で機能が全て利用できますが、PC版では機能が一部使えません。以下がAndroid版とiOS版のアプリインストールURLです。
インストールが済んだら、アプリを開きます。なお私はAndroidユーザーなので、画面はすべてAndroidアプリ版となります。おそらくiOS版でも大体UIは同じだと思いますが、違いがあるかもしれませんのでご了承ください。
アプリを起動して「Open free account」をタップします。
次に電話番号を入力します。上記の招待コードを利用されている場合はおそらく、この画面はないのかな。
入力した電話番号に6桁のコードがSMSで届くので、それを入力します。
国コードを選択します。私はベルリンに住んでいるので、ドイツを選択しました。選ぶ国によって、その国に住んでいることを証明する必要があります。
なお私のスマホがデフォルト言語が英語なので、Revolutの画面も英語になっているのですが、Revolutは日本語対応しているので(自動翻訳なときがあり、若干翻訳変ですが)、デフォルト言語を日本語にしておけば、日本語UIとなるはずです。
住所を登録します。あとあと無料のスタンダードプランであっても、カードが発行できる(発行無料、送料別)ので、その際にも利用されます。
お次は名前を入力です。どうでもいいけど私の柬理(かんり)って名字は、日本に200人くらいしかいないらしいですよ。
次に誕生日を入力です。Revolutは18歳以上じゃないと口座を作れないみたいですね。
お次はメールアドレスですね。送金完了したり、両替終わったりすると、このメールアドレスに完了通知メールなどが受信されます。
Revolutを使う目的を入力です。私は海外送金を使う予定なので、「Make transfer」にしておきました。
これは機種によるかと思いますが、指紋認証機能のあるスマホの場合は、指紋認証の登録画面がでます。セキュリティ的にやっておいた方がいいですし、私は指紋認証としました。
はい、このようにすでにアカウントログイン後の画面まで到達できます。たしかこのタイミングくらいで「Welcome to Revolut」という件名のメールも受信しているはずです。
海外の銀行口座の場合、ビデオチャットでの認証がある銀行が多いですが、Revolutはビデオチャット認証はありません。めっちゃ楽ですよね。
Verify identity(本人確認)をしていきます。以下のVerify identityのバナーをタップします。
本人確認をしないとカードの発行や送金手続きができないみたいですね。早めに本人確認やっておきましょう。Verify identityのボタンをタップします。
私は国籍は日本人ですが、ドイツに住んでいることを証明しなくてはいけません。選択肢は一択ですね、ドイツの在留カード(ビザカード)(Residence permit card)で証明します。
Residence permit cardを選択して、Continueボタンをタップ。
カメラ有効化の許可が出るので、「Enable camera」をタップして、カメラを有効化します。在留カードの裏表をカメラで撮影して、Revolutにアップロードします。
アップロードが完了すると、以下の通り「アップロードありがとう!レビューするねー!」的なメッセージが表示されます。
次に実際にRevolutを利用するために、€10以上をRevolutアカウントに追加する必要があります。アプリのトップ画面から、「Add money」のバナーをタップします。
「Add €10 or more to your account and start using your free Revolut account today.(アカウントに10ユーロ以上を追加して、今日から無料のRevolutアカウントの利用を開始しましょう。)」と表示されます。
Add moneyをタップして、お金を追加します。お金の追加はいちいち銀行から送金する必要はありません。Revolutはこれが素晴らしいのですが、クレジットカードでお金を入金できます。
例えばN26のアカウントを持っていれば、N26のデビッドカードで€10を追加できます。なければ日本のクレジットカードからでも、10€を追加可能です。
でも日本円のクレジットカードで決済してユーロを追加すると、両替額で損するので直接ユーロを日本円のクレジットカードで入金するのはあまりおすすめしないです。まぁ€10程度なら損しても20円とかそんなもんですけどね。
Revolutで日本円を追加して、ユーロに両替して、送金する手順
ではRevolutの機能を実際に使ってみましょう。海外移住している日本人がよく利用するのは、以下のような手順ではないでしょうか。
- Revolutに日本円を追加する
- 追加した日本円をユーロに両替する
- 両替したユーロを送金する
日本円を追加する方法
Revolutのトップ画面で、以下の赤枠の部分、実金額の部分をタップします。
すると現状のRevolut上で保有しているお金の一覧が表示されます。右上の「+New」をタップすると、管理するお金追加できます。以下の状態は日本円(Japanese Yen)を追加した状態です。
上記画面で日本円(Japanese Yen)をタップすると、トップ画面の表示がユーロから日本円に切り替わります。日本円を追加する場合は、日本円の状態であることを確認して「Add money」をタップします。
日本円の追加方法を選択します。これが個人的にめっちゃ良いのですが、クレジットカードで日本円を追加できます。メインの通貨が日本円のクレジットカードであれば、両替手数料なども取られることもありません。
クレジットカードの日本円追加ですが、登録カードの初回入金時は手数料なしで入金できます。
しかし2回目以降の入金については手数料が発生いたしますので、ご注意ください。
これはおそらくRevolutのシステムバグかと思いますが、登録されたクレカを一度削除して、同じクレカを再登録し入金すると手数料が発生しないということです。
詳細な手数料についてコメントありがとうございました。
基本日本人で海外移住している方、しようと考えている方は日本のクレジットカードを持っているかと思います。私も日本のクレジットカードは2枚持っているので、日本のクレジットカードでお金を追加します。
クレジットカードでのお金追加機能があるのは、非常に楽ですし良いですね。
クレジットカード情報を追加して、実際に追加する日本円を設定します。最小の追加は2,000円です。とりあえず今回はテストとして10,000円入金してみます。
クレジットカードでの入金なら一瞬で追加も完了します。無事に日本円が追加されました。
クレジットカードでのお金の追加は、マジで良いですね。
同じような機能のトランスファーワイズでも、手数料なしでクレジットカードによる追加が可能になるといいんですけどねー!
日本円をユーロに両替する方法
では次に日本円をユーロに両替していきます。両替も簡単ですし、何よりRevolutが優れているのはこの両替手数料の安さです。
スタンダードプランでも毎月1000€相当まで、両替手数料が無料です。なおユーロや円など標準の通貨は平日は手数料が無料、英国の休日の場合は0.5%です。なので両替するなら平日にしましょう。
その上のプレミアムプランでは制限なしですが、月額7.99€かかります。
両替をする場合は三点メニューからExchengeをタップします。
両替する金額を入力すれば、自動的に両替額が入力されます。2020年9月28日のタイミングで両替したところ、1円は€0.0081円ということで、10,000円を両替すると€81.37になりました。
なお全く同じ時間でトラン不ファーワイズのマルチカレンシー口座上で10,000円をユーロに両替すると、140円の手数料があり、受取額は€80.27でした。€1くらいの差がでます。月€1000以内であればRevolutがやはり1番安く済みそうです。
両替額に問題がなければ、「Exchange」ボタンをタップします。
両替が問題なく完了しました。
ちゃんと€81.37受け取っていますね。もともと口座内に€10あったので、合計€91.37となっています。
ユーロを送金する方法
最後に両替したユーロを、私が普段使っているメイン口座のN26に送金してみます。
トップ画面から「Send」をタップします。
最初はタブがFriendsになっているので、Bank Accountsに切り替えます。初回時は銀行情報が何も登録されていませんので、「Create a beneficiary」から自分の銀行を登録します。
はい、登録しました。
送金先の銀行を選択して、送金金額を設定します。今回はとりあえず80ユーロ送金してみます。€80を設定して、「Send」ボタンをタップ。
確認画面が開きます。送金手数料もかかりません。Good!
この画面で送金内容に問題がなければ、「Send」ボタンをタップします。私の場合は指紋認証を設定しているので、この画面の後に本人確認として指紋認証が入りました。
実際に送金も一瞬で終わりました。N26側でも着金を速攻で確認できました!
口座を開設するのに銀行のようにビデオチャットも必要ありませんし、5分程度で口座が開設できます。
月€1000以内であれば、現状海外送金はトータルに見て最安です。スタンダードプランなら開設も維持費も無料なので、海外移住者や海外移住予定者はアカウントを作っておいて損はありません!