鶏とか豚とか牛とか羊とか。そういった種類だと何が一番好きです?
柬理家七不思議の1つです。
今回お店の方に「写真NGなのは知っているんだけど、写真を撮ってブログで日本人向けに紹介しても良い?」と確認したところ、「是非そうしてください!ありがとう!」と許可をいただいたので、ブログに写真を掲載します。
もうベルリンに住んで2年以上経ちます。今はミッテ区に住んでいるのですが、一番長く住んだのはクロイツベルク区です。そのクロイツベルク区に住んでいる頃は、友人が訪ねてくると良く連れて行ったお店が、1908年から100年以上続く名店の「Henne」です。
Henneは「地球の歩き方」や、その他のベルリンの観光本でも度々紹介されているお店で、食べに行く度にお店は大盛況です。だいたいは観光に来た日本人の方も何人か必ずいました。ですので特に観光の場合は、予約は基本した方いいです。
私は毎回「今日鶏食いてぇ!」欲が突発的かつ緊急的に発生するので、毎回予約なしで行きます。そして毎回奇跡的に入店できていますが、「この席予約が20時からあるからあと1時間半だけね!」とか条件が発生することも多々あるので、やはり予約がおすすめです。
2020年5月中旬に条件付きでレストランが営業できるようになったのですが、解禁されて1週間ほど経過した平日の19時にHenneに行ったらガラガラだったのです…いや週末は混んでいるかもですけどね。
私Henne大好きですし、前述のように写真付きで紹介することが今回できるので、全力でHenneについて褒める記事を書こうと思ったのがこの記事です。是非鶏を食べにいってください。
Contents
Henneは1908年開店の100年以上続く名店
Henneはなんということでしょう。1908年から続くレストランで、もうかれこれ100年以上の歴史があります。
あとで写真付きで紹介しますが、1888年に建てられた建物がそのままレストランになっていて、内装はめちゃくちゃカッコいいのです。また写真はないのですが、テラス席も非常に広いので春や夏ならテラス席でビールをしこたま飲むのもいいでしょう。
後述しますがビールがでてくるのがなかなかに遅いので、1/3くらい飲んだら新しいビールをオーダーしておくといいですよ。
なので私は基本テラス席ではなく、店内派の人間です。
HenneのココがすごいTop3
それでは急ではございますがHenne大好きな私が、HenneのココがすごいTOP3を発表いたしましょう。どうぞ!
- チキンが美味い。メインメニューは鶏の丸焼きしかない潔さ
- 100年続くレストランの凄さ。内装が激烈カッコいい
- ビールが美味しい。でも注文から持ってくてくれるまでは遅い
1つずつ解説していきましょう!
1.チキンが美味い。メインメニューは鶏の丸焼きしかない潔さ
Henneに最初行ったとき驚いたのですが、メニューがめちゃくちゃ少ないのです。ビールを筆頭に飲み物のメニューは豊富ですが、食べ物のメニューは以下の通りこれだけ。メインに関しては鶏の丸焼きオンリーという潔さなのです。
写真だと字が小さいし、私の写真技量の低さからブレてますね。ちゃんとテキストでも記述しておきます。ふふふ。
- ハーフチキン:9.8ユーロ
- キャベツサラダ(ザワークラウト):4.2ユーロ
- ポテトサラダ:4.2ユーロ
- 2 Debrecziner(チョリソー的なやつだった気がします:3.9ユーロ
- 2 Knacker(これもソーセージ):4.2ユーロ
- カリーブルスト:4.2ユーロ
- Bulette(ミートボール:3.6ユーロ
- フルーツゼリー:3.9ユーロ
- チョコレートプリン:3.9ユーロ
※サラダとデザート以外にはパンが付きます
まず何よりHenneといったらこれ、鶏の丸焼きがめちゃくちゃ美味しいのです。さっきから「丸焼き」という言葉をつかっていて、「あれ?1/2のハーフチキンだと丸焼きではないのでは?」という疑問が湧いてくるかもしれませんが、こまけぇこたぁいいんですよ。
多分10,000回くらい使われている表現だとは思いますが、マジで「皮はパリッパリ、中は非常にジューシー」なのです。皮の塩分は結構スゴいのでビールがぐいぐい進みます。
なおこのハーフチキンはオーダーしてから焼き上げるので、結構な時間がかかります。ですので、最初にビールを頼むタイミングで人数分のチキンもオーダーしておくのがおすすめです。
「結構大きそうだから、2人で1つのハーフチキンにしよう」とか考え出すと、まず分けるのがめんどくさいですし部位も1つずつしかないので、
といった悲しい状態になる可能性が大きいのでお気をつけください。おすすめは1人につき1つハーフチキンを頼み、小腹は他のものをシェアする戦法です。Henneの基本戦術です。
他のサラダやお肉類も美味しいので、シェアして食べてみてください。今回頼んだのはキャベツサラダ(ザワークラウト)とポテトサラダです。
正直このようにブログでお店の紹介を書いていると、「コイツ毎回料理美味しいとか美味いとか称賛してんな」と思われているかもしれませんが、
Henneのザワークラウトとポテトサラダはベルリンで最強に美味しい
なんか味付けがちょうどいい。酸っぱすぎないんですよ。いやマジだって、他の記事でこのお店のザワークラウトは世界一ぃぃ!!とか絶対言ってないから。Henneのザワークラウトとポテトサラダが少なくともベルリンでは現状一番美味しいです。
もちろん鶏の丸焼きもめちゃくちゃ美味しいですよ。KFCとかベルリンにはRISAっていうトルコ系のフライドチキン屋があって、ジャンクなフライドチキンももちろん美味しいし私は好きなのだけど、このように「なんかしっかりしてんな」感のあるチキンだったら、Henneが最強です。
2.100年続くレストランの凄さ。内装が激烈カッコいい
前述しましたが、100年以上続くレストランということで、内装も歴史を感じます。今回私は奥の席に座ったのですが、そこから見える内装を写真にとってみました。見て、正直内装かっこよくね?私が住んでる部屋の2億倍はカッコいいです。
トイレが地下にあってそこに行くまでも、結構ワクワク感のある作りになっているのですが、このように激烈古そうな黒電話もあります。絶対さわるなよ!フリじゃないぞ!
これはトイレの内壁です。なんかこれもオシャレじゃないです?
3.ビールが美味しい。でも注文から持ってくてくれるまでは遅い
非常に古いスタイルのバーであるHenneは、ビールが美味しいのです。ドラフトビールであれば6種類あります。
おそらく一番の売りは、レストランの外装でもドデカくロゴがアピールしている、ベルリンのビール「Schultheiss」でしょう。おもいっきりロゴじゃない方で写真をとってしまいましたが、Schultheissのピルスナー ラージサイズ(0.5リットル)で4.3ユーロです。ご査収ください。
このこんもりした泡が非常に特徴的なのですが、一度タップが並んでいるエリアの近くの席で食事をしているときに、ビールを注いでいるスタッフの姿を観察したところ、この泡を作るために結構な時間を使っていました。そう、だからビールが出てくるのがまぁまぁ遅いのです。いや全然いいんですけどね。
いやそういった部分もフランクでドイツらしくていいんですよ。忘れてたらもう一回頼めばいいんですよ。
Henne基本情報
- 店名:Henne
- 住所:Leuschnerdamm 25, 10999 Berlin
- 最寄り駅:Kottbusser Tor駅から10分くらい
- 営業時間:火曜日〜日曜日は16:00〜22:00
- 定休日:月曜日
- 電話番号:030 6147730
- クレジットカード:使用不可、現金のみ
参考:Henne公式サイト
※営業時間はコロナウイルスの自粛期間中の為、変更になっております。正しい営業時間は上記公式サイトをチェックしてみてください。